・Windowsの10と11って何が違うの?
・OSがWindows10ってなっているものは買っても大丈夫かな?
・Windows11にできるパソコンについて教えて!
Windowsの中古パソコンを購入する場合、2026年以降もそのパソコンを使うかということを考える必要があります。
OSという部分がWindows10となっていた場合、Windows11へアップデートしないものは2026年以降利用することは推奨されません。
買えるのであれば、Windows11にできるものを購入するほうがおすすめです。
最終的に売るとしても、Windows11にできるもののほうが確実に高くなります。
この記事では、社内SE歴8年の私がどういったパソコンがWindows11にできるのかについて解説します。記事の内容を確認して、後悔のないパソコン購入をしてください。
2026年以降もWindows10のままっつーのはちょっと危険やな
Windows10とかWindows11ってそもそも何?
Windows10とかWindows11のことをOSと言いますが、OSとはパソコンを動かす、基本的なシステムのことを言います。
パソコンのパーツのことを体の部位に例えることがありますが、OSはパソコンの人格のようなものだと考えてください。
OSにはWindows・macOS・chromeOSなどのいろいろな種類があり、同じ右クリックをしても表示される内容が変わります。
同じ質問(右クリック)をしても、性格が違えば返ってくる答えが異なっています。
Windows10とWindows11は何が違うの?
同じWindowsであっても、番号が変わればまったく違う人格です。
10と11であっても、右クリックで表示される内容は大きく異なります。
またOSは人間のようにちょっとずつ成長していきます。ただし人間と違うところが、自分自身で成長するのではないというところ。
Windowsを世の中に送り出しているのはMicrosoft(マイクロソフト)という企業ですが、Windows(OS)の成長はこのMicrosoft社が行います。
成長の内容は、
・性格に問題のある部分を直す(バグ修正)
・悪い人の誘いに乗らないようになる(セキュリティ対策)
などがあります。
これらはMicrosoftがそれぞれの人格に合わせて行っています。
この成長のことをバージョンアップと言い、バージョンアップしてくれる期間のことをサポート期間と言います。
Microsoft以外にもapple(アップル)やGoogleなど、みんな同じことをしとるんやで
サポート期間が過ぎるとどうなるの?【Windows10は2025年10月まで】
2022年末時点では、中古で取り扱いの多いのはWindows10です。
MicrosoftはWindows10のサポート期間を2025年10月14日までとしていて、それ以降Windows10のサポートは終了します。
参考:https://learn.microsoft.com/ja-jp/lifecycle/products/windows-10-home-and-pro
(Microsoft公式ページ)
サポート期限が切れた後は、OSの成長が止まります。これまで発見されていなかった問題や新しい詐欺の手口などに対応できなくなるので、副業・ビジネスでの利用に問題がでてくるのです。
Windows10は条件を満たせばWindows11へ無料でアップデートできる。
パソコンのスペック(体)が条件をクリアしていれば、無料でWindows10から11に変更することができます。
その条件は、まとめると2019年以降に発売された製品かどうか。
2018年以降に発売されたCPUが使われているパソコン
ぶっちゃけこれが11にできる条件やな
詳細な条件をまとめていますが、時間のない方は次の項目へ読み飛ばしていただいても問題ありません。
・条件1 プロセッサー(CPU)
パソコンの頭脳と呼ばれ、複雑なことを処理するのに利用されます。
現在では主にIntel(インテル)とAMD(エーエムディー)の2社がCPUを提供しています。
Windows11へのアップデート対象になるのは、2018年以降発売のCPUです。
・Intel:第8世代以降(2018年11月発売)
・AMD:第2世代以降(2018年4月発売)
購入するショップによっては、検索条件に[第〇世代]と世代を指定して検索できます。
他にもCPUの番号を見ることで、簡単に世代を見分けられます。
例えばIntelの場合 Intel Core i3-9100と表記があれば、9100の最初の1文字が世代になっています。
この場合、世代は第9世代ということになります。
これはAMDも同じ。
WIndows11へのアップデートの場合、ここが一番高いハードルになっていますので、見落としがないように注意しましょう。
・条件2 TPM
条件としてはTPM2.0が利用可能であること。
TPMについては、暗号化をする際に使われる機能ですが、個人レベルではかなり専門的なだけがこの設定をしています。
ここではあまり深く考えずにそういうものがあるんだと理解してください。
基準としては2016年8月以降に発売されたものであるかどうか。
2016年7月28日以降に出荷されたWindows10については、TPM2.0が利用可能なチップを搭載して出すようにとMicrosoftのBrian Lichという方が発言しています。
参考ソース:https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/753559.html
結論としてCPUが対応している製品であれば、この条件もクリアしていると考えてよいでしょう。
・条件3 システムファームウェア
UEFIというシステムになっていることが条件です。古いパソコンだとBIOSと呼ばれています。
ここも専門的な分野ですのでそういうものがあるんだと思う程度で問題ありません。
これは2012年のWindows8発売以降くらいから普及しているため、2019年以降のパソコンはUEFI対応のモデルと考えて問題ありません。
・条件4 メモリ&ストレージ
Microsoftが提示する条件以上のものでないと、そもそも仕事として利用するのは難しいです。
実用レベルのスペック
メモリ:最低8GB以上
ストレージ:128GB以上
詳細は以下の記事を参照してください。
【中古で安く購入】副業用Windowsノートパソコンの選び方を徹底解説
・条件5 グラフィックカード&ディスプレイ解像度
Windwos10と動作条件が同じになっているため、Windows10が動いているのであれば問題ありません。
詳細についてはMicrosoftでも記載がありますので、気になる方は見てみてください。
参考:https://www.microsoft.com/ja-jp/biz/smb/column-windows-11-free-upgrade.aspx
主なメーカーの対応パソコンに関して
ここでは主なメーカーパソコンがいつ頃からWindows11にアップデートできるものを販売しているのか記載します。
一緒に各メーカーが公表している、Windows11にできる機種を確認できるページリンクも掲載しておきます。
購入前には必ず確認しておきましょう。
Dynabook(旧東芝):dynabook
Dynabook 公式HP:Windows 11 アップグレード対象機種一覧(法人向けパソコン)
Dynabook 公式HP:Windows 11 アップグレード対象機種一覧(個人向けパソコン)
DELL:XPS・Vostroシリーズ他
DELL 公式HP:Windows 11テスト済みコンピュータ
HP:ENVY・Pavilionシリーズ他
HP 公式HP:現在ページなし(以前はあったため、再掲載されれば追記します)
NEC:LAVIE
NEC 公式HP:動作確認製品一覧
富士通:LIFEBOOK・FMVシリーズ他
富士通 公式HP:Windows 11 アップグレード対象機種一覧
Panasonic:レッツノート
Panasonic 公式HP:Windows 11 2022 Update サポート情報
mouse:L・Nシリーズ他
mouse 公式HP:Windows 11 対応製品について
Lenovo:ThinkPad・ideapad他
Lenovo 公式HP:Windows 11アップグレード対応のLenovo デバイス一覧
SONY:VAIO
VAIO 公式HP:Windows 11 サポート情報
EPSON:Endeavor
EPSON 公式HP:Windows 11 アップデート技術情報
microsoft:Surface
Microsoft 公式HP:どの Surface デバイスを Windows 11 にアップグレードできますか?
条件を満たさないパソコンでもWindows11にできる!けどおすすめしません
Youtubeなどで動画にされていますが、抜け道のような方法を使うと条件を満たしていなくともWindows11にアップデートできてしまいます。
だだしこれはあくまで、通常のルートとは違う抜け道。
予期せぬ動作異常やセキュリティの不具合がいつ発生するかわかりません。
副業を行うのであれば、余計なことに手間をかけずに事業に集中するため、正規にアップデートできる性能のものを購入するようにしましょう。
まとめ
以上、Windows10からWindows11へのアップデート条件について解説しました。
条件が多いため、最初はこんなものを全部確認するなんて無理だよ!と思った方もいるのではないかと思いますが、重要なのはプロセッサ(CPU)の部分です。
ここと仕事に使える最低限の性能をおさえておけば、ほとんどのパソコンが2026年以降も使っていくことができます。
あとは各メーカーの公式サイトで確認すれば、より安全にパソコンを購入することができるでしょう。
自分の要望にあったパソコンを購入して、ぜひ副業に専念する環境を作ってください!
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