・これからパソコンを買うんだけれど、officeも一緒に買ったほうがいいの?
・officeの種類って色々あるって聞いたけれど?
・officeのバージョンの違いもあるしよくわかんないよ!
パソコンを購入しようとすると、officeを付けるかを確認されます。
どうしようか悩んで調べてみると、色々なofficeがあり、評判や口コミもいろいろあって混乱する人がいます。
「日頃仕事でMicrosoft officeを購入したいけれど、高いんだよな~」という意見もよく聞きます。
このページでは社内SE歴8年の私が、これからパソコンを買う方に向けて、最適なofficeソフトを選べるように、各ソフトの違いと選び方について解説します。
officeソフトは非常に高価なものや安価なもの、無料だけれどもブラウザ(インターネットを見る画面)で動かすものなどいくつかの種類があります。提供元や各officeの違いを理解して自分にあったofficeソフトを選べるようになりましょう。
結論:パソコンとセットでofficeソフトは購入する必要はなし
いきなり結論を言ってしまいましたが、これは無料で使えるofficeソフトがGoogleから提供されているからです。
昔であれば、パソコンのソフトはすべてパソコンに入れる、必要に応じて都度ソフトを購入する、とうのが当たり前でしたが、今ではネット上でいろいろな機能を利用できるのが、当たり前になってきました。
もし仕事の関係などで「いつも使っているofficeがいい!」という場合のみ、セットで買うのもいいと思いますが、購入場所によっては不正に利用されているものや、サポート期限が短いものもあります。
そのため、買う場合には自分が何を買おうとしているのかということをちゃんと理解しておく必要があります。
officeソフトってどういうもの?
そもそもofficeソフトとはどういうものなのでしょうか。
実はソフトを提供している会社によって内容は微妙に違いますが、一般的には
・文書作成ソフト
・表計算ソフト
・メールソフト
・プレゼンテーションソフト
などのオフィス(仕事場)で使うソフトをセットでofficeと言います。
上記以外にも、データベースソフトや印刷物作成ソフト、メモソフトなど企業によって様々なソフトが提供されています。
ただ、自宅で家計簿やレポートの作成、もしくは副業を始めようというのであれば、上4つの機能がついているものであれば、内容としては十分です。
特にメールについては、GmailやYahooメール、iCloudなどを使っている人も多いと思いますので、わざわざ新しいものに乗り換えなくとも問題ありません。
同じofficeソフト同士で連携するような機能もあるけど、個人で使う分にはほとんど必要ないで
各企業が提供しているofficeソフト(サービス)の違いについて
①Googleが提供するGoogle サービス
ぶっちゃけ個人的には最強のofficeソフトです。
ブラウザ(インターネットを見るためのソフト)でシェアNo1のGoogleが提供しているofficeソフトです
ビジネス向けであればGoogleWorkSpaceという名前が付いているけど、個人向けには専用の名前がなかったので、本ページではGoogle サービスと呼んどるで
特別な理由がなければ、これの利用でまったく問題ありません。
機能も豊富、インターネット上で管理もできるので場所も選ばず作業でき、費用も無料!
パソコンライフに欠かせないパートナーになっちゃいますよ
特徴
・Googleアカウントを作れば無料で利用できる。
・クラウドと呼ばれるインターネット上でデータを編集するため、
ネットに繋がればパソコンでもスマートフォンでもデータを編集できる。
・複数人での編集作業などもできる。
・Microsoft officeの閲覧・編集も可能。(完璧ではない)
・仕事でMicrosoft officeを利用していた人の場合には、癖があるように感じる可能性も。
会社でパソコンにインストールされているofficeをよく使っている人には、多少慣れが必要ですが、万人におすすめです。
②マイクロソフト社が提供しているMicrosoft office
一般的なビジネスシーンで、officeと言えばコレ。
利用している企業も多く、またその機能の多彩さから、文書作成の「Word」・表計算の「Excel」などは使ったことがなくとも知っている人も多いでしょう。
特徴
・本やインターネットにも多くの情報があるため、何も知らない人でも勉強しやすい。
・長い間利用されているため、ひとつひとつのソフトに多くの機能が搭載されている。
・有料商品であり、非常に高価
企業で働く際に使うofficeといえばコレです。
どうしても使い慣れたものがよいという方は、こちらを使うのがよいでしょう。
③KingSoft社が提供しているWPS office
Office系ソフトとして、それなりの知名度と実績があります。
各ソフトも使いやすく、パソコン購入時のセット品としてもよく販売されています。
特徴
・画面がMicrosoft officeに似ているため、経験者は使いやすい
・インストール型のソフトのため、パソコン初心者にも使いやすい
・Microsoft officeで作成されたデータについても、閲覧・編集が可能だが、完璧ではない。
・安価ではあるが、費用がかかる。
・開発元が中国企業のため、気になる人には気になる。
こちらについては、基本的にはおすすめしていません。よほどこだわりがなければ、十分ほかの選択肢で代用可能です。
どちらかと言えば、各officeの違いを理解した上で、どうしてもWPSでないとだめな理由が自分で分かる、上級者向けソフトという位置づけになるでしょう。
④TDFが支援するLibreOffice
LibreOfficeはほかの3つとは少し違った、オープンソースと呼ばれるソフトになります。
オープンソースとは、有志の個人が集まって作成されたソフトのこと。
パソコンにインストールするタイプで、費用をかけたくない人におすすめです。
特徴
・無料
・アカウント登録が不要
・インストール型なので、仕事などでofficeを利用している人には利用しやすい。
・Microsoft officeの閲覧・編集も可能・Microsoft officeの閲覧・編集は可能だが、
完璧ではない。
・個人の有志が作成したものになるため、セキュリティなどに問題があった場合にも、
基本的には自己責任
・無償のソフトのため、更新などが突然終わる可能性も有。
自由度が高い分、困ったときも自分でなんとかする必要があるため、どちらかというと上級者向けになります。
有料のofficeを購入したほうがいい場合
基本的には無料のGoogle サービスがおすすめですが、人によっては有料のものであるほうがいい場合もあります。
それは最初から取引相手としてそれなりの規模の企業が想定される場合。
この場合は、Microsoft officeを購入するようにしましょう。
Microsoft officeで作成された資料は、本来ほかのソフトでは開くことはできません。
ただそれでは使い勝手が悪すぎるので、Microsoft社以外の企業が自社サービスで資料を開けるように開発を行っています。
こういうのを互換機能って呼ぶな
しかし、Microsoft側もどんどんofficeに新しい機能を入れてくるので、完璧にデータを再現するのは難しいのが現実です。
現在日本の企業は、ほとんどがMicrosoft officeを利用しています。
「Microsoft 365」と「Google Workspace」の利用状況(2022年)
参考サイト:ジャパンキーマンズネット(詳細確認時には要会員登録)
もし取引相手から来た資料をMSoffice以外で開いた場合、文字がおかしくなったり、画像が表示されなかったりといったわかりやすいものであればまだいいほうです。
そもそも内部に添付されていたデータが表示されないなど、こちら側がおかしいことに気が付かない場合はトラブルになる可能性もあります。
そのため、もし最初から中規模企業とのやり取りが想定される場合は、Microsoft officeに限り同時購入することも検討したほうがよいでしょう。
このときWPSofficeがofficeソフトという名称で売られていることがあるため、どの企業製品のものなのかに注意して購入する。
まとめ
パソコンとofficeのセット購入について解説しました。
office自体はいくつもの種類がありますが、
・無料であればGoogleサービス
・有料であればMicrosoft office
このどちらかの選択になります。
選択する場合は
・基本的にはGoogleサービス
・対企業との資料のやり取りが発生する場合には、Microsoft officeをセットで購入
という風に覚えておけばよいでしょう。
コメント